顧問弁護士に依頼するメリットについて
顧問弁護士に依頼するメリットとしては，以下の点が考えられると思います。
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迅速な対応が期待できる
顧問弁護士であれば，優先的に，電話，メール，面会等の相談に応じることができます。
近年，弁護士の数が増加したため，弁護士へのアクセスが良くなってはいます。
しかし，弁護士は常時多数の案件を抱えているため，問題が起きたときにすぐに対応してもらえる保証はありません。
会社を経営していれば，緊急事態が起こって，その日のうちに処理をしなければならないようなこともあると思います。
事前に，弁護士を顧問として依頼しておけば，急に問題が発生した場合であっても，迅速な対応が期待できます。
（逆にいえば，そのようなときに，すぐに対処してもらえるような弁護士を顧問弁護士として選択するべきだと考えられます。）
継続的に相談を受けることできめ細かいアドバイスを受けることができる
弁護士に顧問として依頼し，随時相談をしていれば，弁護士も，会社の業務内容の詳細，経営状況はもちろん，社風のようなものも理解することができます。
そのため，顧問弁護士に相談することで，その会社の実情や考え方に沿った有益なアドバイスを受けることができるようになります。
「ちょっとしたこと」を聞くことができる
あえて法律相談に行くようなことでもない「ちょっとしたこと」についても，顧問弁護士であれば，気兼ねなく聞くことができます。
「ちょっとしたこと」のほとんどがたいしたことがないことかもしれませんが，中には，重大な問題につながるものもあるはずです。
そういったことを見逃さないためにも，弁護士を顧問として依頼し，日常的に「ちょっとしたこと」を聞くことができる体制を整えていくことは重要だと思われます。
予防法務の実現
紛争が起こってから，弁護士に依頼をすると，どのようにうまく解決しようとも，社会的信用が害されたり，多額の費用がかかってしまったりしてしまうこともあります。
紛争に巻き込まれること自体，大きなリスクといえます。
したがって，紛争が起こる前に，弁護士に随時相談できるように，顧問弁護士を選んでおくことは，予防法務の実現という観点から重要なことだと思われます。
従業員の福利厚生，節税になること
従業員からの御相談にも対応いたしますので，福利厚生にもなります。
また，顧問弁護士料は経費として計上できますので，節税にもなります。
